Photography  Symposium



   2019年12月1日に行った、「来たるべき言葉のために For a language to come」記念日中交流40周年芸術交流会について、イベント内容および2019年プロジェクト進行について、報告させていただきます。

 12月1日、在中国日本大使館、Punctumプロジェクト共同企画、「来たるべき言葉のために For a language to come」記念日中交流40周年芸術交流会は円満にを閉じました。当日、150人ほどのゲスト、客がご来場し、ともに素敵な4時間を過ごしました。

  本年は日中平和友好条約締結40周年の節目の年にあたり、二国間の交流の拡大を図る重要な年であり、過去40年の二国間の様々な観光、文化交流などを引き継ぎ、更なる深度化のテーマを探し、日中交流の拡大に向け、積極的に取り組み、盛り上げて参りべき年でもあります。

 今回の交流会は、日本と中国の写真芸術交流の向上を目指し、日本と中国の芸術家、教授、評論家などを招き、日中の現状を交流し、写真文化のさらなる深化と広がりをめざす目的で推進していきたいと考えております。

For A Language To Come








武蔵野美術大学
写真家 小林のりお

まず、写真家で武蔵野美術大学映像学科の小林のりお教授は、日本をはじめ世界的に流行している、自撮り、セルフィー、セルフポートレートについて話しました。
  日本も中国もアジア文化圏の中で、「セルフポートレート」文化に強く影響される国である。若者だけではなく、幅広い世代の作品が紹介されました。中に、京都グラフィでも活躍してた宮崎いずみさんの作品や8才でアマチュア写真家として活躍している、西本喜美子さんの作品は特に来場のみなさまから関心を寄せられました。





北京電影學院&東京工芸大学 曹颋教授&圆井教授

日中の教育方針の異なることはもちろんあり、その上に、両方は同じ志があります。教育で一番大事なのは、学生により広くの世界をみせ、学生に知識を教えると同時に、学生に自分の目標を強く認識させるのが、邦問わずの問題では、努力の方向でもあります。
 また、2月に、Punctumプロジェクト主催の、東京工芸大学と北京電影学院の交換留学プロジェクトも始まる予定であり、両国の学生に、隣国の芸術現状を、一番身近に勉強できる場を提供します。




三影堂攝影藝術中心
榮榮

「三影堂」は、中国の写真家をサポートし、写真展を開くと同時に、「三影堂写真賞」も設立し、中国の写真の歴史を守りながら、海外の文化をもっと多くの中国人に見せる活動もしています。2018年10月に、三影堂北京で開催した「植田正治回顧展」に、Punctumプロジェクトも一員として参加させていただきました。展示は中国で大きな関心を寄せ、また他の地域で開催の希望も次々あります。

 榮榮さん自身も、北京・京都両方の拠点をまつ芸術家で、これからもPunctumプロジェクトとともに、日中の写真芸術交流にもっと力を尽くしてほしいです。



写真評論家
タカザワケンジ

中国で最も有名の写真家森山大道から、日本の新世代の写真家まで、日本写真の現在、日本写真が海外でどのように受けられているのか、詳しく説明しました。その中で、中国で関係ある新しい動きもいくつがあり、2019年では、Punctumプロジェクトが企画した、金村修さんの「挑発する写真史」のことなどもあり、より深く中国の観客と対面できることを期待できます。




写真家
三好耕三

最後は、日本の写真家、三好耕三さんから、彼がいまもう貴重になっている、大判カメラで撮影した風景をビデオで観客に見せました。
 彼は写真芸術の根本としての、テクニック、心構えなどをいまの若い世代に伝えました。その大事さを忘れずに、写真の交流もよりよく、より深く、人々の心に伝えできるだろう。

 三好耕三さんの「桜」のシリーズの作品は、これから中国でも展示する予定です。


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